現存する唯一のディズニーダラー系通貨が米国で評価上昇(2025年11月)
東京ディズニーリゾートには毎年多くのゲストが訪れていますが、
今回ご紹介する「東京ディズニーリゾート・ギフトカード(TDRギフトカード)」 という商品については、案外知られていないのではないでしょうか。

©Disney
TDRギフトカードは、東京ディズニーリゾート内の店舗、ディズニーホテル、ディズニーストアなどで利用できる
紙製のギフトカード(商品券) で、1988年から現在まで販売が続いています。
東京ディズニーリゾート独自の商品であるものの、
実は ディズニーダラーと密接なつながりを持つアイテム でもあります。
東京ディズニーランドの開園は1983年ですが、
TDR(当時はTDL)ギフトカードが登場したのはその5年後 1988年。
そしてこの1988年という年は、
アメリカでディズニーダラーが初めて発行された1987年の “翌年” にあたります。
つまり、ディズニーダラーの登場が契機となり、
日本独自の“紙幣スタイルのギフトカード”としてTDRギフトカードが誕生した と考えられるのです。
この関係性を象徴するのが、
ディズニーダラーに必ず印刷されている、「財務長官」 スクルージ・マクダック(Scrooge McDuck)のサイン。
実はこの署名、TDRギフトカードにも印刷されており、
現行デザインに至るまで同じスクルージの署名が使われ続けています。

この仕様こそ、TDRギフトカードがディズニーダラーの系譜にあることを示す確かな証拠であり、
海外のコレクターからも注目される理由の一つとなっています。
鑑定機関もディズニーダラーのシリーズと認定
紙幣鑑定会社 PMG では、
TDRギフトカードを “Disney Dollars のバリエーションの一つ” として分類しています。
実際、冒頭の画像のとおりPMGホルダーには Disney Dollars 文字があり、
TDRギフトカード = ディズニーダラーの日本版・同系統のアイテム
と認定しているわけです。
海外での取引相場
続いて、今月(2025年11月)アメリカのオークションに登場したTDRギフトカードを2点ご紹介します。
1点目はヘリテージオークションに出品された
初期デザインシリーズ
・1,000円券(ドナルド)
・500円券(ミッキー)
の2枚セット

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どちらも PMG 67 EPQ(Superb Gem Uncirculated) の高い鑑定グレードで、
落札価格は US $324(約5万円)。
もう1点は同じく初期デザインの1,000円 PMG67で、ebayに出品されたもの

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落札価格は US $121.50(約1万9千円)。
いずれの落札結果も、TDRギフトカードが海外でも収集対象として認知されている ことの現れと言えます。
まとめ|TDRギフトカードは“唯一現存するディズニーダラー系通貨”として、今後さらに評価が高まる可能性
先ほどの2点の落札事例からも分かるように、
TDRギフトカード(東京ディズニーリゾート・ギフトカード)は海外市場でも今後需要が高まりつつあるコレクションアイテム と言えます。
特に注目すべきポイントを以下に整理します。
TDRギフトカードはディズニーダラーの姉妹シリーズ
紙幣型デザイン、キャラクター肖像構図、スクルージ・マクダックの署名など
ディズニーダラーと共通点が非常に多く、
本家がすでに販売終了した現在では、唯一現存するディズニーダラー系通貨 です。
TDRギフトカードはディズニーダラーより発行枚数が少ないと推測
アナハイム/フロリダ/ディズニーストア向けに販売されていたディズニーダラーと比較して、
TDRギフトカードの発行枚数はディズニーダラーより大幅に少ないと考えられます。
PMG 鑑定枚数(ポピュレーションレポート)の数字も非常に少ない
PMG の公式ポピュレーションを確認すると、2025年11月時点で
- 1,000円券(全種類合計):鑑定枚数131枚
- 500円券(全種類合計):鑑定枚数126枚
に留まっており、鑑定ベースの市場在庫が極めて薄いことがわかります。
これは、紙幣コレクション市場における供給量の少なさそのものを意味しており、
海外コレクターが注目し始めた状況を踏まえると、
今後価格上昇につながる重要な材料といえます。
認知度が高まれば海外相場がさらに上昇する可能性
現在、日本国内ですら認知度がそう高くないTDRギフトカードですが、
今後、アメリカで認知度が上がり、価格がさらに上昇する可能性は充分ある と推測できます。