ディズニー公式オークションが開催!

最高額は「Muppet*Vision 3D」のカーミット

2026年8月16日、「D23: The Ultimate Disney Fan Event」の開催に合わせて、Disney公式オークション「The Disney Experiences Auction – Rare and Remarkable Finds」が、Heritage Auctionsを通じて開催されました。


今回出品されたのは全50ロット。ディズニーパークで実際に使用されていたアトラクション車両やプロップ、看板、装飾品などが中心で、いずれもDisney自身から放出されたアイテムです。

高額落札TOP10

ヘリテージ・オークションの落札一覧サイトはコチラ

アイテム落札額
1Muppet*Vision 3D Original Park-Used Kermit the Frog Theatre Ornamentation$115,900
2Big Thunder Mountain Railroad Customized Original Park-Used Attraction Vehicle$79,300
3Muppet*Vision 3D Original Park-Used Missy Piggy Theatre Ornamentation$73,200
4Big Thunder Mountain Railroad® Original Park-Used Attraction Vehicle$51,240
5King Triton’s Carousel Original Park-Used Otter Attraction Vehicle$31,720
6King Triton’s Carousel Original Park-Used Sea Lion Attraction Vehicle$26,840
7Jessie’s Critter Carousel Original Park-Used Turtle Attraction Vehicle$23,180
8Muppet*Vision 3D Original Park-Used 3-D Glasses Distribution Bin$21,960
9Dumbo the Flying Elephant Original Park-Used Stork Attraction Ornamentation$18,910
10Haunted Mansion Original Park-Used Mummy Sarcophagus Attraction Prop$15,860

※価格はバイヤーズ・プレミアム(落札手数料)込み

やはり強かった「実際に乗っていた」ライド車両

ディズニーのパークプロップ・オークションでは、以前から実際にアトラクションで使用されたライド車両が強い人気を持っています。

今回もその傾向は健在でした。Big Thunder Mountain Railroadの元車両が$79,300と$51,240で2位・4位。
さらに5〜7位も、King Triton’s CarouselとJessie’s Critter Carouselの実使用ライド車両が独占しています。

つまりTOP10のうち、実に5ロットがライド車両です。アトラクションで実際にゲストを乗せて稼働していた物そのもの。
ディズニーのパークコレクションにおいて、こうしたライド車両が特別なカテゴリーであることが、今回も改めて確認できました。

ところが、その王道ともいえるライド系を抑えて最高額になったのが、Muppet*Vision 3D関連でした。

最高額はカーミットの$115,900

1位となったのは、Disney’s Hollywood Studiosで2025年にクローズした「Muppet*Vision 3D」の劇場内を飾っていたカーミットの大型装飾

https://ha.com/7493*16014

落札価格は、BuyersPremium込みで $115,900 に達しました。

さらに、ミス・ピギーの劇場装飾も $73,200で3位。そしてキャラクター造形物ですらない3-Dメガネ置きボックスまで$21,960となり、全体8位に入っています。

https://ha.com/7493*16013
https://ha.com/7493*16015

Muppet*Vision 3D関連3ロットの合計落札額は、$211,060。全50ロットの落札総額(約$705,709)の約30%を、たった3点で占めた計算になります。

Muppet*Vision 3Dそのものへの強烈な需要

Muppet*Vision 3Dは1991年にオープンし、2025年まで34年間にわたってDisney’s Hollywood Studiosで上演され、マペッツの生みの親であるジム・ヘンソンが直接関わった最後期の大型プロジェクトであること。
ヘリテージのロット説明でも、ジム・ヘンソンの「final major project」として、その歴史的な位置付けが強調されていました。

そして2025年にアトラクションがクローズ。そのわずか翌年、劇場で実際に使用されていた装飾品がディズニー公式オークションに登場したことになります。

このため今回の落札には、「クローズしたMuppet*Vision 3Dのアイテムを所有したい」という、マペッツ/ディズニーファンの強い需要が表れた可能性があります。3-Dメガネ用のボックスまで約2.2万ドルに達したことは、その象徴と言えそうです。

落札を決めた「Floor」の存在

今回、ヘリテージのサイトでオークションの様子を見ていましたが、もう一つ非常に興味深かった点がありました。

1位のカーミットと3位のミス・ピギーは、いずれも落札者が「Floor」=D23会場内からの入札でした。
一方、2位のBig Thunder Mountain Railroadの車両は、Floorの入札が入っていません。

Muppet*Vision 3Dの2点については、D23のオークション会場にいた、おそらくD23の会員がネット経由の入札者と争って競り勝ったことになります。

また、競り合いを見ていて印象的だったのは、Floor側の入札が相手の札が入るたびに、間を置かず次の札を返していたことです。Floor入札は挙手による意思表示で、焦らず直ぐにビッドしていたということは、予算的にまだ「余裕圏内」だった可能性が高そうです。

今回のMuppet*Vision 3D 2ロットの落札者が同一人物だったかどうかは分かりませんが、仮に同一人物だったとすれば、2点合計(BP込み)で$189,100=約3,000万円。

Muppet*Vision 3Dに10万ドル近いハンマー価格を即座に出せる資金力を持ち、巨大なパークプロップを所有・保管でき、さらにDisneyイベントの現地会場にいる——という人物像を考えると、かなりコアなDisney/Muppetsコレクターだった可能性が想像できます。

まとめ:D23のオークションが会場の「熱量」を証明した

「D23のイベントに参加していたDisneyファンが、現地での入札でMuppet*Visionの最高額ロットを持ち帰った」という今回のエピソードは、単なる落札結果の数字以上に、ディズニーコレクション市場の面白さを物語っていると思います。

パーク実物資料の価値は、単なる希少性や実用性だけでは測れず、その作品やキャラクターにどれだけ強いファンダムが存在するかによって大きく左右される——今回のオークションは、そのことを改めて示す結果になりました。

10月に控える1,500ロット超の本オークションでも、閉館・改装されたアトラクションの中で独自の熱心なファンダムを持つ作品には、引き続き注目していきたいと思います。

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